2016年2月7日第65回別府大分毎日マラソン_02(パートⅠ)

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◆マラソン完走レポートコーナーです。
今回は、毎年2月第1日曜日に開催される別府大分毎日マラソンに参加されたY達さんのレポートです。
※Y達さんと書いてもおわかりいただく方もいらっしゃるかと思いますが・・・・。

Yさんとは、とても長いお付き合いをさせていただいており、ひと回り近く先輩なのですが、サブスリーランナーというすばらしい脚力の持ち主です。Yさんは、しっかり計画してトレーニングをされており、とても参考になるレポートなので、ぜひ参考にしてください。

全5話にわたる超大作です。

2015年度のマラソンシーズンの目標レースとして走った別大マラソン。私自身の振り返りのため、今回のマラソンに向けた取り組み、目標、レース模様、そして今後について、まとめた。

Ⅰレース模様

Ⅰ-1 前日(ここちよいリズムにつつまれて)

大型バスの広大なフロントウィンドウを雨粒が流れていく。大分空港から、別府市街に向かう空港バスの車中にあった。
振り返ること2ヶ月前、前回参加した福知山マラソンでは、電動自転車に乗っていたとはいえ、レース前日に2時間以上自転車でコース試走をしたため、レース当日はかなり脚に疲労を抱えたレースをしてしまった。
 
今回の別大マラソンの前日は、その反省も踏まえて、徹底的に体をゆったり休息させることを心に決めての別府への移動であった。向かった先は、別府湾の海岸線にある市営温泉“テルマス”である。
 
別大マラソン
 
三角帽子が特徴的な建物のこのテルマス、市営の温泉とはいえ、下着を装着して入る大きな露天風呂がある穴場である。なんといっても、この施設の一番のごちそうは、露天風呂から眺める伸びやかな別府の海岸線の景色にある。
 
おまけに、この温泉、あまり有名でないせいか、いつもほとんど貸し切り中のような状況であり、ゆったり温泉に浸かりながら景色を眺めていると、まるでスタート付近にそびえる高崎山は、まるでダイアモンドヘッドに今回も見えて来る。しかも、本家ハワイにはない温泉がこの別府にはある。これ以上、なにを求めようか。
 
レース前日ということで、とかく緊張気味の体をゆったりと解放していく心地よさ。どこを観光するわけでもないが、私にとっては一番別府を味わえるのであった。
 
温泉を出て、駅前にて鳥天の昼食のあと、前日レース受付を済ますと、迷うことなく、午後3時には早々と別府駅にほど近い温泉ホテルにチェックインした。
 
さて、ここでも大切なレースに向けて、ストレス少なく、集中させていく工夫がある。ちょっとゆったりとしたツインの部屋を借りたこと。そして、東京から持参したグッズ2点である。
 
 まず、モバイルスピーカー:私が持参したのはボーズの電池駆動のモバイルスピーカー。バッテリーがあるためちょっと重めな荷物であるが、その分、奏でる音はモバイルとは思えない重圧な音が楽しめる。
TVではなく、レース前の揺れ動く気分に沿った音楽で部屋を満たしながら過ごす空間をつくるわけである。
 
もうひとつの大事なグッズが、である。空路での移動やホテルで過ごす時間が長い大会遠征では、遠征中に読む本のセレクションはいつも神経を使う。今年の別大マラソンに昨年購入して、大切にこの日のために取っておいたのが、“2時間で走る:フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦 ”という単行本である。
 
ケニアのマラソンランナー マカウの挑戦を背骨にしたノンフィクションである。翻訳者は、ウルトラやトレランもやるアスリートのラン友さん故、チェアにゆったり座り本を読んでいると、マカウのマラソンに向かう息づかいや汗の匂いがむせかえるように感じられ、こちらもだんだんと意識が高揚してくる。
 
その熱い感覚を、窓の外にみえる明日走るコースを見やることで、しばし静める。まるでサウナと水風呂に交互に入るような感覚であった。まさに、本番レースに向けた気持ちの高揚にはベストマッチな本であり、翻訳者の友人には感謝しかない。
 
また、この本、マラソンの2時間の挑戦に加えて、私が興味深かったのは、マラソン黎明期に盛んだった”賭け長距離走“の存在である。マジソンスクウェアガーデンなどの室内で開催されていたという事実は、とても興味深い話であった。 
 
別大マラソン
 

Ⅰ-2 レーススタート前(頬にあたる冷気を楽しんで)

別大マラソンのスタート会場である大分マリーンパレス水族館、通称うみたまごは、ちょうど大分市と別府市の中間の海岸線に面して位置する。
 
背後には、黒々とした重々しい姿の標高628.4mの高崎山を従えている。全面には、別府湾が広がる。
スタート3時間前の9時に会場到着。別大はタイム毎に参加者をカテゴリー1,2,3と分けていて、それぞれのカテゴリー毎に、スタート前やゴール後の施設の扱いも異なる。このヒエラルキーも、アスリートにとって、やる気をもたらすものに違いない。
 
今回は、サブスリーを達成してのエントリーのため、カテゴリー2の施設が割り当てられている。屋外のテントもあるが、迷わず水族館施設の3Fに、持参したブランケットと椅子をセットし、陣地を確保、快適な空間がこれで確保できた。
 
ただ、私の場合、もっとも重視するのが、大会の空気、景色に、体をじょじょに馴染ませていくことである。
海岸線に出て、別府市街の立ち上る湯気を見やり、ひんやりとした潮風にあたりながら、動的ストレッチで、体のパーツを順番にスイッチをいれていく時間は、レース前の大切なステップである。
 
ただし、フルマラソンの場合、私は、アップとしてのジョギングなど走ることはしない。ただ、ただ、ゆっくりと、体の動きに神経を向けることで、レースに集中していく時間を楽しんでいた。
 
 
2016年2月7日第65回別府大分毎日マラソン_02(パートⅠ)
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コメント

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