ポジティブ心理学とは?マーティン・セリグマンに学ぶ幸せ呼ぶ生き方

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あなたは、「ポジティブ心理学」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

「ポジティブ心理学」は、充実した活動を行うことができる組織や社会の条件について考える学問だ。

生を受けたものはいつか死を迎えるという宿命を負い、誰しもがその人生の中身をより豊かなものにしたいと考えることかと思ううが「ポジティブ心理学」はそのような願望を果たすためのヒントを与えてくれる学問である。

 今回は、「ポジティブ心理学」の歴史や日常生活における活かし方、スポーツに対する有用性などについてご紹介する。

 「ポジティブ心理学」の父、マーティン・セリグマン

「ポジティブ心理学」は、1998年にマーティン・セリグマン教授が創設した学問である。セリグマン教授はもともと、うつ病や異常心理学といった「ポジティブ心理学」とは対局の分野の世界的権威だったが、そうした研究をしているうちに、彼の研究対象者の中で様々な失敗に直面しても立ち直りが早い人がいることに気付き、「楽観性」や「幸せな人生を送るための生き方」に注目するようになった。

こうした誕生のバックグラウンドを持つ「ポジティブ心理学」は、(従来の心理学が人の短所に着目しがちであったのに対し、)人の長所に関心を向けるべきであるということや、人の長所を伸ばすこと、人の人生を豊かにすること、高い才能の養育に関心を持つべきであることを提唱している。

「ポジティブ心理学」は日常生活で活きる

ノースカロライナ大学でポジティブ心理学を研究するバーバラ・フレデリクソン氏によると、人は喜びや安らぎ、愛といったポジティブな感情に浸ることで、人生の中により多くの可能性を見出すことができる。

スポーツが好きであればスポーツをプレイしたり観戦したり、はたまた音楽が好きであれば好きなアーティストのライブを見に行ったり、ポジティブな感情に浸る方法は人それぞれだが、こうした喜びや安らぎを日々の中で感じるようにすることで、それは一時的な豊かさにとどまらず、その後の人生をより充実したものに昇華することができる。

 スポーツをする上でも重要な「ポジティブ心理学」

スポーツをする上でも「ポジティブ心理学」の考え方は活きてくる。

マーティン・セリグマン教授は、「ポジティブ心理学」の要素の1つとして、楽観度が高い人が成功を収めやすいことを挙げているが、この点について、1988年に開催されたソウル・オリンピックで計7個のメダルを獲得した水泳のマット・ビオンディ選手の例を紹介する。

マット・ビオンディ選手は「100mバタフライ」という種目で、ゴール直前まで先頭を進んでいたものの、ラスト2メートルという場面で2位の選手に大逆転をされてしまう。これは歴史的敗北で、普通の人間であれば相当落ち込んでしまい、以降の競技に支障が出てしまう。

しかし、マーティン・セリグマン教授はマット・ビオンディ選手がオリンピック出場前、彼に楽観度を測るテストを実施し、高いレベルの「楽観主義者」であることを発見した。結果としてマット・ビオンディ選手はその後の種目で5つの金メダルを含む7つのメダルを獲得した。

この結果は、スポーツにおいて楽観的な考え方(「ポジティブ心理学」の主要要素)が重要な事を証明する好例と言えるだろう。

「ポジティブ心理学」をまずは日常生活に取り入れる

「ポジティブ心理学」は、充実した活動を行うことができる組織や社会を目指すハッピーな学問である。

その根幹を支える、楽観度が高い思考を取り入れるという考え方は、日常生活やスポーツといった場面にも活かしやすく、きっとあなたの人生もより豊かにしてくれるはずだ。

この機会に、ぜひ「ポジティブ心理学」を自身の生活に取り入れてみてほしい。ちょっとした心がけのちがいから、いつもの景色が変わって見えるかもしれない。

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