ランナーには、リスクをとるかどうかよって3つの志向がある

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なぜ、ランナーは、健康を損なう危険を冒してでもマラソン大会に出場したいと思うのでしょうか?
これは、ランニングの特徴を理解する必要があります。

今回は、3つの志向についてご紹介いたします。

ランニングには、大きくわけて3つの志向があります。

1.健康志向なランナーの場合

健康志向とは、リスク(故障等)をとらず安全な領域内で走ることを意味し、痛みや苦痛を避けたトレーニングを行います。
時間にして約30分以内で、疲れたら走るのをやめ歩いたりもします。

2.ファンラン志向なランナーの場合

ファンラン志向とは、故障するリスクをとるときもあります。1時間以上は走りますし、週に2,3回走ることもあります。
フルマラソン大会に出場したり、トレイルランニングも行います。ただ、記録にはあまりこだわりはありません。
楽しく走って、結果的に過去の記録が上回ればよいと考えています。

ときには、タイムにこだわるシーズンがありますが、ほとんどがファンランとしてランニングを楽しんでいます。

3.競技志向なランナーの場合

競技志向とは、リスク(故障等)をとって走ることを意味し、痛みや苦痛に耐えながら、健康を害する可能性があります。
主な目標レースは、フルマラソンで、トレーニングの一つとして、10キロやハーフ、トレイルランを行います。
年に1回か2回程度、本命レースがあり、それにむけて3か月~6か月程度しっかり計画をたてて、トレーニングを行います。

私の場合は、ランニングをはじめて最初の5年は積極的にリスクを取る競技志向でした。
タイムは短縮することが達成感でした。しかしその分、故障するリスクも高くなります。

著書「ランナーのメンタルトレーニング」には、読者にこのような質問を投げかけています。

◆スポーツとしてのランニングとエクササイズとしてのランニングの違いがわかりますか?
◆レースで、長い距離を早く走ることが不自然な行為であることを承知していますか?
◆安全なスピードと距離の限界を超えて走ることの危険性を認識していますか?
◆リスクを慎重に計算し、過剰な練習の間に軽い練習を取り入れていますか?
◆厳しい練習を”マゾヒズム”と勘違いされても構わないという覚悟がありますか?
◆苦痛に対する耐性をつけるために、自分自信を追い込む習慣を身につけていますか?
◆レース終了後に大きな満足感を得るために、レース中の些細な苦痛には耐えられますか?
◆レースでは、自分の強さと弱さをすべてさらけ出していますか?
◆厳しい練習に積極的に取り組むために、意志力を身につけていますか?
◆コース、時間、コンディションという本当の敵と戦っていますか?

上記は、ファンラン志向及び競技志向の方であれば、理解できるかもしれません。

競技志向の場合でも、トレーニングの大半は、ゆっくりしたジョグで、数日に1回に追い込んだトレーニングであるポイント練習を行います。20キロ~30キロくらいのロング走を行ったり、レースペースで走ってみたり、ときにはレースペース以上のペースで走ったりするでしょう。

大会はリスクである

ランニングの医学と哲学に関する本を書いているジョージ・シーハン博士は、こう言っています。

リスクを避け、危険を冒さず、限界を全く押し上げようとしないと、人生を満喫することはできない

リスクという言葉を辞書で調べると、
危険。危険度。また、結果を予測できる度合い。予想通りにいかない可能性と書いてあります。

ランナーにとってのリスクの一つは、ケガ(故障)です。激しいトレーニングだったり、走りすぎによる故障です。
フルマラソンレースに定期的に参加している人の中で、故障をしたことがない人はいないかもしれません。
それくらい、フルマラソンは危険なスポーツです。

その危険を引き換えに、達成感・満足感・充実感があるのです。

大会は、肉体的にも精神的にも普段のトレーニングでは経験できないことを経験します。

スロージョギングから10マイル完走

先日、私のお客様で、70代の女性が、10マイルのレースに参加して見事完走しました。
この方は、1年前から私が地域の福祉センターで実施している「スロージョギング教室」のメンバーの方です。
とても感謝されましたが、私は運動するきっかけを作っているだけで、この方自身の努力の結果なのです。

スロージョギング教室の仲間に、とてもイキイキとして当日の様子をお話されていました。
私も自分のことのようにうれしかったです。

このようにいくつになっても、ちょっと勇気をだしてチャレンジすることで、たくさんの感動を味わうことができるのです。

今回は、3つの志向についてでした。
あなたは、どれを選びますか?

ランナーには、リスクをとるかどうかよって3つの志向がある
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